TeXではまった罠

最近TeXで文書を書いていてはまったことについてメモしておきます。
環境はwindows xpTeXは「http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~abenori/mycreate/」のTeXインストーラー3でインストールしました。

図の参照番号が章番号になるんだけど…
http://www.sugamemo.com/2007/01/13005252.html」に情報あり。図のキャプションの中にラベルを書くと解決。以下のように。

\caption{図の説明 \label{figure:cream-photo}}

「参考文献」という文字が出ない…
bibtexで参考文献を付与したときに、「参考文献」と出るはずの文字が出ないで、本文のすぐ下に参考文献がつらつらと表示される。
これは検索しても情報が出ない。貰ったスタイルファイルを使っているので、そのせいかもしれないけど、それらしい記述はない。
うー…ん、…。どうにもならないので、Linux環境に移動してコンパイルしたところ、ちゃんと表示されました。
windows判のTeXのバグかもしれませんが、今まで利用してきた中であったことが無いので(bibtexは初めて使った)不明です。誰か知ってたら教えて下さい。

bibtexは初めて使いましたが、とても楽で感動。最初から使っていれば良かったです。以下が参考になりました。

ウムラウトってどうやって書くの…
ドイツ語とかのOの上にドットがあるアルファベットの書き方。SVRのBernhard Schölkopfさんとか*1
LaTeXでのウムラウトの処理」が分かりやすかったです。
以下のように書く。

\"{o}

横書きの括弧…
英語の名称につけたりする括弧のような。
"文字"←これかと思ってたら違った…。TeX

``文字"

と入力すると、

“文字”

と表示される。
この辺のルールはいまいち分かってないので

“文字”←これはダブルクォーテーションなんですね…聞き覚えがあるような…で、どうもWordでは"文字"←で打つと勝手にコレクトしてくれてるみたい。Wordのオートコレクトにはイライラすることのほうが多いですが、これは便利ですね。


2段組で書いているときに表や図だけ1段組にしたい…
表や図が横長で、2段の中に入らない場合に、1段に通した図を入れる。基本…?無知ですみません…。
以下のようにtableまたはfigureの後にアスタリスクをつけるとそこだけ1段組になる。

\begin{table*}[htbp]
	\begin{center}

	\begin{tabular}{ll}
		テーブル中身
	\end{tabular}

	\end{center}
\end{table*}

jpgとかpngをepsにする時いちいちPhotoshopを開くのがダルイ…
EPS-conv」にて解決。
基本的に自分で描く図はillustratorを使って描いてます。そうじゃなくて、例えばスクリーンショットを図にしたりするときに。簡単な切り取りや解像度変更(印刷用は300dpiは欲しいところ、PC用の画像は72dpiの場合が多い)などは、画像表示ソフトである「http://www8.plala.or.jp/kusutaku/iview/」を使ってぱっぱとしています。
あーそういえば、illustratorでモノクロのファイルを作るときは、全選択して、編集->カラーを編集->グレースケールに変換、ってのを最近知りました…恥。

複雑な表をTeXに入れたい…
TeXの表は何でこんなに面倒なんだ!と切れそうになる。特に結合箇所が多いと混乱してくる。
やはりそう思う人は多いようで、ソフトがあった。「Excel2Tabular Home」とか、たくさん。
でも、これらのソフトは(全部試したわけじゃないけど)セルごとに幅を固定してしまうみたいで、横長の表とかを作ると、ドカーンとはみ出て困る。調節すれば良いんだけど、それまたエクセルでやらなきゃならないわけで、面倒。
しょうがないので、もういいやと思い、邪道な方法を取ってしまった。エクセルで表を綺麗に書く->スクリーンショット->EPS図として貼り付け(EPS作成は一個上の項目参照)。EPS図なら幅の調整がし易い。見た目が綺麗なら良いよね…。


ちなみにいつもTeXを書くときに参考にしているサイトをまとめ