蟲師7

蟲師 (7)  アフタヌーンKC (404)

蟲師 (7) アフタヌーンKC (404)

■読みました。雰囲気は相変わらず、ってのがぴったりだけど、全体的に1話が長め。最後の話は2回で1話だし。
■気のせいかもしれませんが、前の巻よりサラリと読めました。それは別に内容が薄いとかではなく、なんと言うか…、爽やかな洗濯した後のタオルみたいなサラリな。そして分かったと思ったらその瞬間手をすり抜けていく感じ。上手く言葉にできてませんが、この感じは好きです。
■相容れないものとしての蟲に対しては冷たいんだけど、それよりもその蟲に魅入られる人間を描いているような気がする。特に最後の話とかそうかなぁと。桜の話もか。桜は綺麗だけれど寂しいし悲しいし、見方によっては気持ち悪いよなぁと思います。あんな風に一気に桃色になって一気に散っていくことは自然界において桜のために何か意味があるんだろうか、と。蟲師とは全然関係ないですがね。
■たまにふっと読み返すのに良い漫画だと思います。クーラーの下じゃなくてうちわを片手に、みたいな。
★★★★☆