ベッカムに恋して

ベッカムに恋して [DVD]

■また夜中にテレビをつけたら。…別に不眠症とかじゃありません。そもそもはサッカーのせいだ。
■タイトルからしてギャグな映画かと思ってましたが、これがまた意外なことに爽やかな青春グラフティでした。こういう感じの適度にＢ級っぽい映画はかなり好きです。相当面白い。夜中ですが観て良かったです。
■ベッカムはあんまり関係なくて、サッカーの好きで才能もあるインド人の女の子が慣習を重んじる家族と自分の夢との間で葛藤する話。人種の差別の話も噛んでる。と言っても内面的もので沈む感じじゃなくてあくまでも爽やか。キーポイントは「爽やか」だと思います、ええ。タルイ場面も無く、テンポも良いし、盛り上がりも笑いどころも押えられてて、しっかりした良い作りです。決して大作ではないし最新の技術も何も使われて無いけれど、その小さく丁寧にってところに好感が持てる。こっちまで頑張ろうと思える。こういう映画は人に勧めたくなっちゃいます。
■主人公の女の子ジェスは本当に応援したくなってしまいます。うーんというか、登場人物みんな好きになっちゃうような感じ。ジェスも良いし彼女のお父さんかっこよすぎるし、友達のジュールズ(キーラ・ナイトレイがこんなとこに)も色々あるけど好きになっちゃうし、彼女のお母さんに笑えたし、サッカーのコーチのジョナサンもただコーチじゃなくて過去があったり良い。そうそこに恋愛要素が入っててそれがまた素敵です。恋がしたくなるような。
■そうそう、そのコーチ、かっこいいなぁと思ったので調査したところ、ジョナサン・リース・マイヤーズという人だそうです。うーん、知らない…ですが、ミッション・インポッシブル３に出てるらしいです。おーこれはチェックしなくては。設定のせいかもしれないですが、爽やかさが良いです。
■ベッカムは最後にナイスアシストでした(笑)一瞬出演。
★★★★☆