レディキラーズ

■TSUTAYAが半額です。なので適当なのを借りてみました。

レディ・キラーズ [DVD]

■一応トム・ハンクス。でも髭生えてるし、変なやつだし、しかもこの映画知らなかったです、私は。いつ公開してたんんだろう…。コーエン兄弟も有名らしいけれど私は初めて、だと思う。
■コメディなのか…これは。という非常に唖然とする映画でした。なんつーか、ブラックコメディ？ウケたけど…意味分からない！という映画です。前半は間抜けなキャラ設定は面白いけれどあまり笑えなくて、真面目な映画にしては間抜けすぎて、スピード感もあまりないし関係ない場面が長く使われる、という困った映画でしたが、泥棒が成功して以後の展開が凄かった。書いちゃうとつまらないので書きませんが、これは有り得ない。は？という感じなのですが、２回３回と繰り返されると笑いがこみ上げてくる。くるのが分かりますしね。こういうので笑ってはならないのかもしれないけれども次第に良いんじゃね？と思っちゃうような…ギャグの基本ですね。開き直るとウケます。腹を抱えて笑う感じではないし傑作でもないでも良質の暇つぶしです。
■ポイントはキャラクター設定。トム・ハンクス演じるプロフェッサーは胡散臭さに満点。こういうのに出るトム・ハンクス初めてです。真面目な映画多いのに…あー演技は真面目だったか。小難しい台詞回しも雰囲気出てます。それから面白かったのが将軍。なんすか仏教徒？殺そう？かっこいーですこの人。それから二言目にはファッキューと口をつくチンピラとか何でも無難にこなす変人とか頭の足りない最後の見せ場(？)が面白かったアメフト選手とか皆それぞれバカで良い。地下室を貸してくれるおばあさんとその夫の写真も良かった。あからさまに表情変わってるし。
■結局誰も得してない教訓染みてる言えばそうだけれど何かぽかーんとしたそういう雰囲気の映画です。イソップ物語みたい。実は結構好きです。
★★★★☆