イノセントワールド

ミスチルの曲をイメージするのは私だけでは無いと良いな思いますが、桜井亜美の本です。こないだ読んでた「ガール」に続いて2冊目。どうでも良い話ですが、イノセントワールドよりTOMORROW NEVER KNOWSの方が好きですね。どっちもリアルタイムで聞いていないのですけれども。

イノセントワールド (幻冬舎文庫)

イノセントワールド (幻冬舎文庫)

■やっぱりこういう内容なのね…と思いながら読んでました。いや分かって買ったんだけれども。別に良いのですが、電車の中とかファーストフード店とか人が沢山いて密集しているところで読んでいると、もし特定の一節を見られたら不審の目で見られるのではないかと心配しています。メール覗き見防止ならぬ本覗き見防止はできないものか…。とか良いながら電車で暇なとき近くにいる人の本のタイトルを盗み見たりしてますけれどね。
■でも、「ガール」よりは良くできてると思いました。あれ…、「ガール」は全く印象残ってないです、なんだっけ?みたいな。このイノセントワールドは主人公のアミの内面世界が結構よく書かれてて良かったです。それから兄の存在も良い。最後あたりで、雲を見ながら話す場面はちょっとゾクゾクきてしまいました。
■救いは無い。けれども、こういう世界もまた存在する。そしてそこでも人間は生きていける。そんな感じです。
■しかし、援助交際とかって本当に沢山あるのでしょうか?何か自分の見てきた世界と見ている世界からはあまりにもかけ離れた話で、これが現実なのか創作なのかわからなくなってしまいそうです。
★★★☆☆