封神演義

封神演義 完全版 15 (ジャンプコミックス)

封神演義 完全版 15 (ジャンプコミックス)

封神演義 完全版 16 (ジャンプコミックス)

封神演義 完全版 16 (ジャンプコミックス)

■恒例の封神です。もう残すところわずかとなりましたが15、16巻です。
■表紙が綺麗!15巻はついに天化です。…やっぱりここでなんだ〜とちょっと凹みつつ。しかもこんなにガッチリしってたっけ?という風に筋肉ついてます。16巻の紂王もまたかっこいいです。腕とか頭とか見慣れないパーツがついてますが。たまにかっこいいんですよね、この人(私だけ?)。
■内容もこの辺りは好き過ぎてもうヤバイ。ジャンプでもコミックスでも何回読んだかわからないのに、ここにきて完全版でももうすでに何回も読んでしまいました。忙しいのに。戦争のところも紂王とバトルするところも天化と紂王の一騎打ちもミイラになる太乙も好きです。
■絵も安定してますし、何よりたまにコマの中での視点(というのかな?)がすごく良いです。例えば、15巻38ページ目の天化とか、131ページ目の妲己とか、343ページ目の天化とか、16巻の38ページの天化とか、62ページ目の影とか(ってかこれは凄い描写…少年ジャンプなのに)。よーするに天化なんですけど。
■よく封神は趙公明戦が1番面白いと言う人がいますが、私は聞仲と戦うあたりから殷が滅びるあたりまでが一番面白いと思います。そのあとの終結していくところも勿論好きには好きなんだけれど、歴史もののパワーを感じるのがこの辺りです。「牧野の戦い7」の前半のエピソードとかほとんど本編に関係ないのにこういうのこそ大事だと思うのです。
■しかしなぁ…未だに思い出すのは「黄家の血3」の回のサブタイトルを見たときのショックだよなぁ…。ジャンプを落としそうになったその2です*1。まだ魂魄が飛んでない!とか無駄な足掻きを友としてたけど、このタイトルでは…。確かにこの展開が一番綺麗。そんなことはわかるんだけれど。まだ、読むと泣けてくる話です。
★★★★★

*1:1は十二仙vs聞仲だったり