封神演義

■今月の定番。もうこの辺ヤバイです。

封神演義 完全版 13 (ジャンプコミックス)

封神演義 完全版 13 (ジャンプコミックス)

封神演義 完全版 14 (ジャンプコミックス)

封神演義 完全版 14 (ジャンプコミックス)

■表紙は太上老君と申公豹。この2人好きです。特に申公豹はこの重要なのかそうでないのか意味不明なあたりの存在から大好きです。霊獣も好きです。えーと、こくてんこ。漢字がわからないなぁ。いつも思うのですが封神の感想書く時は漢字のお陰で大変です(苦笑)中国凄い…。
■中のカラーは崑崙十二仙とムキムキ太公望+邑姜。十二仙の間違いって何だろう?探してませんけれどね。あとウケタのが本誌ではカラーだった「注藤崎画」のアニメチックな口絵がモノクロになってたこと。カラー原稿完全再現じゃなかったんかい!と。あれはカラーと認めないのかな。
■さて今回は仙界大戦の終盤から太上老君が出てきてチョウケイ戦の途中まで。うーん、このあたりが一番好きです。今読み直しても泣ける。こんなでも聞仲は嫌いにはなれないし、寧ろこのマンガは誰も嫌いにはなれない(あ、最初の方のすうこくこだっけ?は嫌い、かも)から、尚更読んでて辛い。誰も不幸になりたかったわけじゃないんだけれど、一生懸命なんだけれど、全てが上手くいくわけではない、という。誰かが勝つためには誰かが負けなくてはいけない、そんなことは分かっているんだけれどね。
■それから、「死闘7」の回のカラー。これ本誌で何度眺めたか分からないんですが(ってか実家にこの回のジャンプがまだ保存されています)、紙が良いせいか青が凄く綺麗。前後の普賢と太公望の会話も大好きです。今見るとありがちかもしれないんだけれど、こういう考え方を知ったのは封神からだったなぁとか思って読み直してます。そしてあの場面から受ける鈍い痛みは換わらない訳です。
■とか言いながら14巻後半のバカなノリも好きです。夢かよ!と。太上老君は怠け者の私にとっては神にも等しいです。「脳をはたらかせるのだってカロリーを消費するんだよ」は名言だと思います。太公望だって頑張ればムキムキになれるってことも、ようぜんの思いがけなく可愛い寝巻きも、無駄にオーラの強い村長も。そう、こういうノリもやはり封神の醍醐味だと思うです。
■そーいや。限定版の最終巻、予約忘れていました。手に入るかなぁ…。一般でどれくらい売るつもりなんだろう。
★★★★★