ドリームキャッチャー

■大晦日はこれで。

ドリームキャッチャー [DVD]

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■ホラーが見たかったのです。なのでスティーブン・キングかなぁと。
■でもあまり怖くなかったのでちょっと空振り。個人的には恐怖の最高潮はトイレのドアを開けるところです。ああいう目に見えないものへの恐怖が一番だと思います。私は見えなくて、くるくるくるー!と思ってるときが一番怖い。ジャパニーズホラーが良い例です(怖くて見れません)。テレビを見てる自分の後ろを確認したくなるような。実体が見えてしまった瞬間、ホラーではなくモンスター映画のようになってしまうような気がします。
■なので、途中から萎えました。モンスターがまた宇宙人ときてはかなりやる気を削がれます。あのデザインも…。ああ、グレイですか…と。
■良い点は、乗っ取られて頭の中の記憶図書館に逃げ出すところとか、スタンド・バイ・ミーのような親友同士の感じとか、そのために使わされたかのような少年とか。面白くなりそうな要素で勿体無いなぁと。特に記憶図書館はその映像がとっても素敵。最近流行のファンタジーじゃないですが、ああいう映像は大好きです。自分の頭の中にも是非欲しいです。
■その反面、先に挙げた恐怖が無いとか、モーガン・フリーマンの司令官とその部下たちが何のためにいたのか分からないとか、全体として見れば決して下手な映画ではないと思いますが、これらの欠点はあまりにも致命的かと思われます。恐怖については先の通り。司令官たちは、まんまカットして4人+1に照準を合わせたほうが面白くなるのでは?と思いました。原作読んでいないのでなんとも言えないところなんですがね。彼らの存在で(しかもとっても上手いので存在感がある/苦笑)わけが分からなくなっているような。自滅してるし…。
■以上。全体的には不満の目立つ映画でした。ホラーではない、と思います。
■あ、そういえば。ラストは特典映像に入ってたオリジナル版のほうが良いと思います。倒し方はちょっと…ですが、お墓参りが。
■ところで、上の「戦場のピアニスト」と離れてみるとジャケットそっくりだ…。
★★☆☆☆