数奇にして模型
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/07/13
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (135件) を見る
■今度は久々に犀川&萌絵のコンビが見れたのが楽しかったです。喜多とか大御坊とか美味しい人々が登場しますし。やはりこのシリーズのポイントは人間の妙かなぁとか思いながら読んでいました。この方々を始めとする面々の人間描写が良いです。
■トリックはくねっと曲がった道路みたいな感じ。…我ながらよくわからない例えですが。クライマックスシーンは結果が見えててもドキドキしてしまいます。その後の屋上のシーンも終わりもすごく好きです。
■しかし、あまり偏見を持つのは良くないかもしれませんが、フィギュアのモデラーはちょっと理解の範疇を超えますね。一体何が楽しいんだろうと思ってしまいます。空しさを感じたりそういうことは無いのかなぁと思うのです。0から1遷移が美しい、というのはわかる気がしましたけれども。
★★★★☆