バルタザールの遍歴

バルタザールの遍歴 (文春文庫)

バルタザールの遍歴 (文春文庫)

初めて読む作家です。ちょっと古い、しかも海外の翻訳作品を読んでいるような感覚の文体でした。なかなか好きです。
物語の内容もまず二重人格のくだりが面白いし、絶妙なファンタジー具合と波乱万丈的ないかにもな展開の進みと、それに含まれる哀しみにニヤニヤさせられます。良いなぁこういうの。

★★★★☆