capeta 12巻

capeta カペタ (12) (KCデラックス)

capeta カペタ (12) (KCデラックス)

カペタは久しぶりに感想かな?たぶん前にまとめて読んで書いたとき以来です。ちょこちょこ続刊を読んだり、機会があれば月刊誌のほうも見てたりしてたんですが、今日12巻を偶然読んだら面白かったので感想メモを残しておく。
■今まで鬱屈してたものが開放されるような内容でした。読んでて元気になりました。今まで家庭の事情もあって、平等な条件で勝負できなくて、悔しい思いを一杯して、結局勝てなかった。それが、初めて平等な舞台に立って(源とはもっとこれから先だけど)、初めてカペタが冷血に勝負に拘ることができて(勝ちが全てってのは冷たいことだけどこういう風に描かれると肯かざる得ないよなぁ)、そして圧倒的な才能を見せて勝つ。前置きの期間が長かった分、この爽快感がとても大きかったです。自分は当たり前だけどそんな才能の欠片も無いけど、でも頑張ろうと思えた。こういう気分になれる漫画はすごく好きです。
■それから最後あたりでちょっと書かれる源の心が可愛かった。平はそんなとこでも源くんと争っていかなきゃ(そういうとこ鈍いからなぁ)いけないんだ、ってのが面白い。これからの展開にも期待です。
■もうちょっとテンポ早くても良いと思ってたけど、こんな気分を与えられるとこれでも良いかと思っちゃいます。のんびり次の巻を待ちます。

★★★★☆