インサイド・マン

インサイド – My WordPress Blog
■今週から公開の映画。あまり大きな映画館ではなかったですが、混んでました。客席はほぼ１００％埋まってたと思います。
■あまり内容を知らずに、結構有名な人が出てるなぁくらいの認識で観に行きました。でもスパイク・リーは初めてな気がします。ジャンルはサスペンスかミステリー？
■出来は、私個人としては「？」でした。細切れの場面場面は悪くはないですがストーリーの締りがないような。完全犯罪と銘打ってる割にはお粗末な印象がするし、それに絡んで明らかになっていく陰謀のようなものも何故描かれたかが分からない*1。
■最後まで見て「そういうことだったのか！」と思わせたい映画だったんだと思うのですが、どちらかと言うと「それで何？」と思ってしまいました。ちょっと色んなネタを仕込みすぎなのかな、複雑になってしまってて爽快感が消えてしまってます。視点の移動が多く主題がどこに置かれてるのか分からない。
■でも一方で緊張感もそんなにはあるわけでなく、全体的にマッタリ。最初に語らせる必要は無かったんじゃなかったかと思います。あれがあるお陰で、しかも完全犯罪と言われるお陰で、どうせ犯人は負けないだろう、と思ってしまう。中盤の本気だと示すための場面も、なんかああいう展開だとそうなんじゃないの？というネタが見えてしまう。あれで緊張感を生み出せたらまた畳み掛けるような展開に行けたと思うのに残念です。
■否定ばかりになっちゃいましたが、良かったのは音楽。テレンス・ブランチャードという人だそうです。特にエンディングとオープニングでかかってたラップのような民謡のような無国籍な音楽が気になります。あのボーカルは誰？
■個々のものは悪くないってのが勿体無い。キャラクターももっと一部ピックアップすれば面白そう。演技はやっぱり良いし。
■映画と関係ないですが、ＩＥが２回も変換を押した瞬間に強制終了してしまいました。なんだろう？普段使ってない標準モードの編集画面にしたから？ちょっと古いこのＰＣには重いのかもしれない。それともバックアップのところが引っかかってる？結局バックアップなってなくて意味無かったし。上のは３回目の文です。疲れた…。
■なんとなく他の方の感想を眺めていたら、The Texas Chainsaw Suicideさんにて音楽について言及されていました。「Chaiya Chaiya」、インドの映画で使われてた音楽みたいです。「Dil Se　心から」という映画。「AR.ラフマーン」という人の曲らしい。YOU TUBEでPVが見れます。なんでこの曲を使ったんだろうなぁ。アマゾンでサントラCDが売ってます、

Dil Se& Other Hits

■…が、インポート版しかなく、この値段。他に入ってる曲がわからないしちょっと高いかなぁ。渋谷あたりで直接探したほうが良さそうです。
★★☆☆☆

*1:まぁこれは民族的ものが多少あって日本人の私にはわからないのかもしれない