「宇宙戦争」観た

宇宙戦争:昨日観てきました。スティーブン・スピルバーグ×トム・クルーズに惹かれて。平日の夜の割りに(そして、スター・ウォーズ公開前夜の割りに)混んでたように感じます。
■で、映画。何か、単純に宇宙人に人類がガシガシ殺される映画を描きたかったんじゃないかと…。もう潔いほどに人が切り捨てられて死んでいきます。何人死んだかねぇ…。宇宙戦争というから勝手に宇宙空間で飛行機(宇宙船?)とかで打ち合ってる映画だと思ってたら全然違った。戦争じゃなくて侵略です。圧倒的力の差がある相手からの。ここまで勝ち目が無いと思った映画は初めてだと思います。こんなの相手ではジュラシックパークさえまだ希望があるような気がする。
■でもマヌケな宇宙人。まず何億年も待機してた理由がさっぱりわからない。暇ですね…。人類を殺すなら人類が出てくる前に乗っ取ってしまえば良かったのに。人類の血が欲しかったのですかね。でも、地下に入ってきて写真を眺めてた彼らが一瞬可愛く見えました。…やばいかもしれない。目が大きいから…。負けた理由もマヌケ。大阪で一体どうやってあのマシーンを倒したのかがかなり気になります。大阪と出た瞬間に、「笑いの力か?」とか思ってしまいました。
■映画としては正直「?」ですがストレス解消には良い。究極の娯楽映画だなぁ。きっと作る側もそういうつもりなのでは。取ってつけたかのような都合の良いストーリーが物語ってる。トム・クルーズは前作の「コラテラル」はいまいちでしたが今回は良い感じでした。感情は表に出した方が良い。あと、止め絵で見た時の一場面一場面がとても素敵でした。切り取ってそのままポスターにできそうな場面で構成された映画と上演中ずっと思っていました。あーあと、女の子の叫び声が凄すぎる。叫び声でオーディションでもしたのか?耳に残ります。
■と、思ったら原作あるんですね。若干読んでみたい。深かったりして。ひょっとして、アメリカの、いや全てにおける戦争がただ戦争という名目の侵略であると言いたかったのか…?だとしたら凄いのかもしれない。人が無価値に死んでいき、抵抗する術すら何故攻撃されるのかすらわからない。無力感。そんなものには溢れています。
★★☆☆☆