リンダ・リンダDVD サードステージ

リンダ・リンダ:いやはや、面白かった。満足、そして後悔。観に行けば良かった…。鴻上尚史は天才だ。演劇でもなくミュージカルでもなく、演じてる人も様々で、それが凄く気持ち良くはまってる。ブルーハーツもしっかり聞いたことがなくて、感動した。リンダ・リンダとトレイン・トレインはきいたことあったけど。トレイン・トレインは好きです。今回ますます好きになりました。山本耕史は…あーまた新撰組!か!こないだの山南に続き土方じゃん。またか!かっこいいと思ったよ。新撰組!は最初数回観てあとちらちら眺めただけだから役者の名前までチェックしてなかった。ますます観に行けば良かった。松岡充はこんな良い演技できるんだと感心。ソフィアは申し訳ないけれどあまりゆっくり聞いたことが無い(確か、「街」と「君と揺れていたい」、あと「黒いブーツ〜oh my friend〜」が良かったような )。でも歌はやはり上手い。…あー副音声話で池田成志話が…あの人はリアルで隅々面白いんだ。今回ベストヒットは警官の偉い人(署長)と中堅あたりの警官二人が素に戻るところが最高でした。とくに2回目。一人で部屋で観てて吹いた。演劇はふっと上手い人が素に戻った時が一番おかしいかもしれない。
■これは今まで観たサードステージと第三舞台の中で一番わかりやすいと思った。今まで観たのは、スナフキンの手紙、ファントム・ペイン、トランス、ハルシオン・デイズ、ビューティフル・サンデー、お父さんの恋、かな。後ろ3つは生であとはDVD。とくに鴻上脚本は難しい(から面白い)イメージがあるんだけどこれはシンプル。結末は、結局綺麗には終わりませんけれど。ここまでドロドロとした人間関係を構築しておいて綺麗に終わらせたらビックリするか…。うん、凄いのはドロドロしてるのにサッパリしているのが脚本として見事。爆破と学生運動いう重くて大きいもので緊張感を維持させておいてそれだけでなく人間関係をきっちり描く。上手すぎるな。観ながら何で人間は人を好きになるのかと真剣に考えてしまった。もっとシンプルに好きになる相手が皆1対1ならば世の中こんなに混乱しないのに。だけれどそしたらつまらないんだろうなぁ。難しいです。とにかく面白かったです。最高です。
★★★★★