ウォルター少年と、夏の休日

ウォルター少年と、夏の休日:今日は芸術DAYっつーことで、上の劇を観に行く前。映画を観てました。ウォルター少年と、夏の休日。渋谷にて。終わっちゃいそうだったので慌てて行って来ました。うん、なかなか良い映画でしたよ。そういや感想は書いてないんですけど、2週間ほど前スチームボーイにも行ってます。あれはどうも好きじゃなかったんだけど(テーマとか画像とかキャラとか見るべき物は一杯あったけどどうもしっくり来ない感じ。工学部頭が邪魔をしている部分もあり)、これは当たりの部類にいれて良いと思う。でも、当たりとは書けないかな。何か、ビック・フィッシュをつい連想してしまう自分が嫌でした。あれ凄く好きだったので。なんで似たような映画が時期を被って公開なんだろうと、意味も無いトコに哀しみを感じてました。いや、きっと、違うものが根底にあるんだろうが。
■ネタバレ多少含むので、この後の回覧は注意。ありえないと思われるようなおじいさん2人の過去が、嘘であっても真実であっても。この話は美しいと思う。浮かぶクルーザーもライオンも何もかも。信じるべき嘘と信じたくない真実がこの世界にはあるのかな、とか冴えないことを考えてました。真実だった、とこの映画は出さなくても良かったかも、と思うのは我が侭かな。中盤はどうしても真実が知りたかったんだけど。銀行強盗ではあって欲しくなかった、という意味で。でも、最後、知ってしまったらそれはいらなかったと思った。あの知らせ方はさり気なくて好みなんだけど、何でだろ。おじいさん二人のことは永遠に伝説であって欲しかったのかもしれない。おじいさん二人が好きでした。じわっと涙が出てくるくらい。大泣きまでは行かなかったけど何となくじわっと。
■最近なんか大人の汚さに会う機会が多くて本当参ります。母親には悪いけどかなりムカついた。読んだり見たりするもののチョイスがいけないのか…。あ、今日のキャラメルボックスは良かったよ、そんなの忘れられて。あああ、そういや超どうでもいいんだが、眼鏡のほうのおじいさん、NBAピストンズ及びバスケットアテネアメリカ代表監督のラリー・ブラウン氏に似てません?2時間それが気になって…。あと、ハーレー・ジョイル・オズメントはかなり大人になったね。あの泣き出しそうな顔は変わらないけれど。前に見たのがシックスセンスだから当たり前か。

ウォルター少年と、夏の休日 (竹書房文庫)

ウォルター少年と、夏の休日 (竹書房文庫)