WALL・E (ウォーリー) 観てきた

http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/about/index.html
予告が可愛かったのと(ああいうストレートな可愛さには弱い)、機械好きなのと、「ウォーリーはサイバーパンクの傑作だ」という文句を読んだのと(どこで読んだか失念)、Yahoo!映画の評価がすごく良いのと(http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id329124/)、もろもろあって、なかなか期待して観に行きました。
面白かったです。潔くてスピード感があって、メッセージもあって、笑わせるところも、ドキドキさせるところもあって、最後はうるうる。映画ってこうだよ、こうだから良いんだよ、と胸を張って言いたくなるような映画でした。
いやもうサイエンス的には突っ込みどころ満載すぎるんだけど、それさえも美徳に見えるような、根本のところで良い映画です。なんかどうでもいいじゃん、そんなこと。でも一応一通りつっこんでみたけど。そういう作業すら楽しい。
なんでこんなに良いのかな、とちょっと考えたのですが、やはりスピード感かと思いました。ストーリーの根本のところ(好きだ!とか、地球を大事に!とか、メカすげー!とか)がシンプルで普遍的なので、そのあたりの説明をすっ飛ばして、さらにウォーリーもイヴもほとんど話さないので、動きで見せることができること。正にディズニーのお家芸なのですが、それが良い。ポニョのときも思いましたが、アニメーションやCG映画って規格外に動いている(=生きている)と、それだけで楽しくなっちゃいますから。そして、動きで見せることによって、ウォーリーもイヴも他の登場人物(及びロボット)も、その素直さが嫌味にならないこと。「環境を守ろう」と言われても説教臭いだけですが、あんな風にやられると、その陳腐なテーマさえ許せる。というか、だからこそあのスピード感が出ているのか。
ああ、結局サイバーパンクかどうかってのは分からなかったんだけど(そもそもサイバーパンクがきちんと分かっていない)、面白かったから良いや。
余談として、ウォーリー可愛いなぁ…。イヴも可愛いなぁ…。あんな感情豊かで一生懸命なロボットは…、絶対できない(不可能じゃなくて、作る意味ないからね)だろうけど、良いなぁ…。

公式予告編
http://wiredvision.jp/blog/takamori/200812/200812010730.html
ウォーリー (映画) - Wikipedia

★★★★★