8の殺人

■今日は人恋しい寂しい気分。どうでも良いです。

8の殺人 (講談社文庫)

8の殺人 (講談社文庫)

■殺戮にいたる病が凄かったので別のも読んでみました。デビュー作だそうです。
■そこそこな印象。終盤まで面白く読むことができましたが、最後のトリックが意外にあっさりし過ぎていたところが残念でした。何か、名探偵コナンの中のどうでも良いエピソードを1つ読んだような気分になった。別にトリックが途中でわかった訳でもないけれども。単なるカンだけれど何となく犯人に見えた人が犯人だった…というのもイマイチな印象の一部かと。それから、世界が中途半端に古い。システム手帳とか他にもいくつか。ちょっと前の本を読むと気になるんだなぁと気がつきました。今更。
■キャラクターとかは人間味があって読んでて楽しい。髪の多さで人を気に入る警部補が素敵(笑)ちょっと全体的に薄っぺらなキャラクターな感じもしますが。すらすら読めるところも含めて軽い本です。殺戮にいたる病のあの圧倒的描写は何処へ…?こっちが先だから良いのか…。
■あ、でも、密室についての講義があったり、色々なミステリーの人名が出てくるので、そういうのに詳しい人だったらもっと味があって楽しめるのかもしれません。その辺は私の知識不足で着いていけませんでした。
★★☆☆☆