ブラックフラッグブルース千秋楽

■無事、チケットも取れ(非常に早く着いたので、人がいなくて本当にここで良いのか悩んじゃいました…)、G列という良い位置で(少し斜めからでしたが7列目)観てきました。演劇集団キャラメルボックスブラックフラッグブルース、千秋楽IN大阪。良かったです。もう何と言って良いのか、最後の場面観てたら
…って終わったからズバリと書いちゃいます、DVDを楽しみに待つ!とかそういう方はこの先は撤退してください…サキがマリナに「お世話になりました!」と叫ぶ場面と、キャプテン良介がマリナに「楽しかったな」と言う場面を観てたら、泣きそうになりました。展開も台詞も(4回目だし…)全部わかるのに。はっきり言ってオンナノコという人種は結局のところはっきり言われるのが好きなのかも知れません。テレテレの展開なんですけど、それが良いんです。とことんやってもらえるほうが変に止めるよりすっきりしてて。
■別にそれは哀しくてとかそういう感情じゃなくて、多分、私の中の崩壊の涙なのかも、とか思いました。自分の中の情けないのも何か矛盾で一杯なのももうどうでも良くって、また頑張ってみようかな、と思うような。岡田さんのコメントじゃないですが非常に私事で恐縮ですが。これがあるから演劇は好きだし、何回も同じ公演に行こうかなと思うんです、私は。その瞬間しかないものですから。ビデオとかDVDじゃダメなんですよね…。もう2度とこの今の状態の舞台が存在しない、というのが不思議な感覚で、そっちのほうが現実だと普通なんだけど、こういう作られた物でそうであるってのが、不安定でとても好きです。
■全然公演の感想になってないので。ちょっとだけ。4回観ましたが今日が一番前でした。全体が見にくい分疲れましたが(眠かったし)、細かいところに気付けて、おお!と思えました。表情もばっちりです。今日は割と話してる人じゃなくて周りの人を見てたんだけど、色々面白い動きやはっとするような表情をしててドキドキしてました。岡田達也さんはああいうダラァとした役ははまりすぎで怖いね(笑)大内厚雄さんもあんなマジな空回りキャラが素敵。もちろん逆もはまってるんだけど。やっぱりこういう風にキャストが2種類あると人間どうしても比べちゃうから困る。どっちも素晴らしい!で良い事にしようかな〜。優劣とかそんなんじゃないと思いますしね。願わくば、DVDが2つに分かれないことを…(ナツヤスミ語辞典の例からいって無理かな、あれはビートル買った)。両方買っちゃいそうだから(苦笑)
■最後にキャラメルボックスの皆さんへ届かない言葉でも。皆さん、おつかれさまでした。バラシは無事に終わって、言葉通り新幹線で東京に帰れたんでしょうか??次のスキップも良い舞台であれば嬉しいです。また劇場で会いたいです。ありがとうございました。
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