体は全部知っている - 吉本ばなな

体は全部知っている (文春文庫)

体は全部知っている (文春文庫)

超短編が13篇。あまり強く印象に残る感じではないけど、またこうして捲ってみるとたちまちその世界に入り込めるような本。優しすぎず厳しすぎず。

★★★☆☆

ハートブレイクレストラン - 松尾由美

ハートブレイク・レストラン (光文社文庫)

ハートブレイク・レストラン (光文社文庫)

ちょwww表紙ネタバレwwwってあらすじでもちょっと触れているから良いのか。結構関連の深い連作短編。気軽に読めてほっこりして良い感じ。

★★★☆☆

死亡推定時刻 - 朔立木

死亡推定時刻 (光文社文庫)

死亡推定時刻 (光文社文庫)

「この本を読まずに一生を終わってはなりません」という帯に惹かれて買ったのですが、初め4分の1くらいを読んで、嫌な予感がして読むのをやめました。正確には嫌な予感がしたので最終章をぱらっと見て、その通りだったので、残りを読むのを放棄しました。この厚さを読んで徒労感しか残らないとしたら、私はそれを読んでいる余裕がありません。読んでないので勝手な言い分ですが。

★☆☆☆☆

アジアンタムブルー - 大崎善生

アジアンタムブルー (角川文庫)

アジアンタムブルー (角川文庫)

とても良かった。こういう文が好き。恋人が死んでそこから立ち直る話。と書くとスイーツ(笑)携帯小説のようだが、見事な日本語と構成によりとても良い雰囲気の本になっていると思う。最後のあたりは泣きそうだった。いつかはほとんど全ての人が誰かを残して死ななくてはならないなんて、とても当たり前のことなんだけど、悲しくなる。カモメとウミネコや水溜りやエロ雑誌やアジアンタムブルーや、絶妙なバランスの小道具もみんな素敵。こういう文が書けたら、どんなに良いかと思う。

★★★★★

目薬αで殺菌します - 森博嗣

目薬αで殺菌します (講談社ノベルス)

目薬αで殺菌します (講談社ノベルス)

Gシリーズの新し目の。なんかどんどん不思議なタイトルに。もう個々の話の展開よりも大きな流れが気になって、そっちが全然進まないと面白く感じられない。犀川先生出てこないし。

★★☆☆☆

探偵伯爵と僕 - 森博嗣

探偵伯爵と僕 His name is Earl (講談社文庫)

探偵伯爵と僕 His name is Earl (講談社文庫)

しかし、いっぱい読んでるな森博嗣。これも独立した短編。珍しく?子供向けのような文体。けど、やってることはシビアなような不思議な感じ。悪くないんだけど、そんなに力は感じない。

★★★☆☆

DIVE - 森絵都

DIVE!! 上 (角川文庫)

DIVE!! 上 (角川文庫)

DIVE!! 下 (角川文庫)

DIVE!! 下 (角川文庫)

サンデーで連載されてた漫画版をごくたまに読んでた。さっぱりとした青春ものが読みたくて買ってみた。ばっちりです。これぞ少年漫画的な青春。飛び込みのルールなんてほとんど分からなかったけど、違和感なく読めました。願わくば、夏に読みたかった気がしますが。

★★★★☆